稲葉正則書状

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収蔵品番号 P992
指定 重文
名称1 稲葉正則書状
年月日 極月廿日
差出・作成 稲葉美濃守正則(花押)
宛所 宗対馬守様、貴報
概要 朝鮮訳官渡海の際に渡された唐乱の様躰御尋書付の返答書、和文付で届く
品質 折紙
法量 31.3×45.0
備考
通番 789
紙数・丁数 1紙
員数 1通
階層情報、墨書等 6番箱内 6-3番巻子内
封紙
包紙
書出文言 十一月十九日之御飛札致拝見候
書止文言 恐惶謹言
翻刻   尚々備前殿好みの茶碗よく御座候而もらい申候、私方へ被下候もよき多ク御座候、市
  正殿へ参り候ハ、あまりよく相見へ不申候、以上、
十一月十九日之御飛札致拝見候、寒中ニ御座候へ共、公方様弥御機嫌よく御座被成候間、
可御心安候、其表別条無御座、貴様御無事之由珍重御事候、然者去年従朝鮮訳官渡海仕候
刻、唐乱之様体御尋書付相渡し候様ニと被仰渡所ニ、請取候而致帰国、漸皆返答書付差越
候付、和文御添各へも被指越付、御写被下候而一覧仕候、被入念候御事ニ候、爰元別条無
御座、去年ヨリ寒気つよく御座候、随而貂皮五枚被掛御意、毎度御墾志不浅存候、昨日者松
平備前殿申入候て被下候やきもの共取出し候て、なくさみ申事とも御噂のみ申候趣ニ、以
毎度色々被掛御意忝次第ニ候、尚期後音時候、恐惶謹言、
          稲葉美濃守
   極月廿日      正則(花押)
   宗対馬守様
       貴報
検索ヒント 松平正信 永井直時 徳川家綱 稲葉正則 宗義真

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