(老中)書付

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収蔵品番号 P1266
指定 重文
名称1 (老中)書付
年月日 十一月十七日
差出・作成 (なし)
宛所 (なし)
概要 将軍返書の問題の件
品質 現状続紙
法量 (1)18.1×46.7  (2)18.1×48.5  (3)18.1×48.6  (4)18.1×18.7
備考 端裏書(後筆)「正信六十八 △百九十五」
通番 1063
紙数・丁数 4紙
員数 1通
階層情報、墨書等 9番箱内 9-8番巻子内
封紙
包紙
書出文言 三使相願・・・
書止文言 可被得其意候
翻刻 三使相願候子細付而、其方江御下文を以被仰出、其旨を三使江申諭候得共、いまた納得不
仕之由、御下文を以被 仰出候上者、如何様に相願候共、只今御返翰之字御書改可被遊様
決而無之儀ニ候、左候得者、其方了簡可有之候、此度之御規式新令之儀共、品々有之候得
共、其方精出一事も無滞、上にも御機嫌之御事候得者、此上ハ三使江其方了簡之趣にて、
左之通可被申含者、 御暇被仰出、某へも御暇被下候処、一日も逗留は憚可然候、先此度
之 御返翰を持、江戸をは可被致発足候、某家来を申付、飛船にて礼曹へ各被申候様をも、
御下文の様子をも、前方 御教輸被成下候次第をも、こと/\く写差越候而、礼曹より彼
国王へ被伺、此度之御返翰其侭御請候半との国王之思召に候ハヽ、一段之儀候、若 御返
翰御改候へ、あなたよりも被改候半との事に候ハヽ、被改候国書を対州迄被遣候得と可申
越候、その飛船朝鮮往来之内にハ、各にも対州へ着船可有之候、尤其侭に御請候半との事
候ハヽ、直に帰国可有之候、もし又あなたより改たる国書を可被遣との事に候ハヽ、道中
より東武へ其由を申上、御改之御返翰と国書を早速対州へ被遣候様に申上、対州にて御引
替、各帰国有之候やうに取はからふへく候、尤某より礼曹へをの/\御あやまち無之様に
可申達候、
右其方了簡之趣にて三使へ被申達、早速発足之日限被相極可然候、此旨可被得其意候、
   十一月十七日
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