覚(平田直右衛門書付)

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収蔵品番号 P3355
指定 重文
名称1 覚(平田直右衛門書付)
年月日 二月
差出・作成 平田直右衛門
宛所 (なし)
概要 三使登城の際殿上之間において、御前規式が異なるとのことで出ないと申したことがあったか否かなどについて
品質 続紙
法量 (1)16.0×36.0  (2)16.0×46.9  (3)16.0×46.9  (4)16.0×3.4
備考
通番 3152
紙数・丁数 4紙
員数 1通
階層情報、墨書等 15番箱内 15-10番巻子内
封紙
包紙
書出文言 三使登城之刻
書止文言 以上
翻刻    覚
  此上ニ而仰渡被下候付、其通候哉と御尋被成候、私義ハ「曽而」(抹消)不奉存候故、
  其節紙を以念入■他へ罷在候故、致吟味候へとも曽而不承由申候、以上、 二月廿二
  日
三使登城之刻於殿上之間御規式違候故、罷出間敷由被申候与被聞召候由、私儀者此義不奉
存候故、其節罷在候もの共へも相尋候得共、不承旨申候、 御前御規式之儀者兼而被仰出
候故御規式之様子承届、客館書院におゐて訳官ニ習礼を為致立振廻迄具落着候而被罷出候
事ニ候得者、致登城候上ニ而罷出申間舗とハ不被申筈之様ニ奉存候、若ハ御振廻之節於殿
上之間筑後守様御出被成、対馬守茂同座ニ而御相伴違候義被申出候事ニ而茂御座候哉、右
之外書翰正使持出候事進物之前ニ而拝いたし、并座席之事 御杯被下候義自礼之御礼申上
候前後之違、并西之方江着座仕候事、国王之安否 御尋被遊候式之事、使者之御礼自分之
御礼出所違申候事、右之類新規之事ニ候得共、是等之儀異難被申候段承不申候、以上、
   二月   平田直右衛門
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