(老中)書付

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収蔵品番号 P8524
指定 重文
名称1 (老中)書付
年月日 (文化九年)(なし)
差出・作成 (なし)
宛所 宗対馬守(袖下)
概要 これ以上の手当金給付は不可能、諸入用欠乏せぬよう努めよ、との回答
品質 続紙
法量 (1)20.3×54.2  (2)20.3×47.8  (3)20.3×56.2  (4)20.3×48.2
備考
通番 8321
紙数・丁数 4紙
員数 1通
階層情報、墨書等 28番箱内 28-5番巻子内
封紙
包紙
書出文言 其方勝手向年来…
書止文言 可被存其趣候
翻刻           宗対馬守
其方勝手向年来不如意之上、対州限聘礼御用相勤莫大之物入有之、其上朝鮮入送米相減旁
難儀之趣ニ付、此度御手当被成下候、朝鮮国交易筋相衰来り候ハ年久しき事ニ而、右ニ付
而ハ安永以来格別之御手当も有之候処、常々心懸薄き故此度聘礼ニ付而も分外之御手当等
相願候次第ニ至り候事、安永之度勝手向取計方段々相達候趣も不行届儀与存候、外国江対
し候御用向故只今迄万端出格之御沙汰茂有之儀ニ候得共、此上之事者 公儀ニ而も難被成
下筋ニ候間、領分収納并御手当等之高ニ応し在所ハ勿論江戸屋敷共出格ニ倹約いたし万事
質素を守り自分住居向暮方等者猶更取縮、諸入用不及闕乏様可被致候、且又在所百姓とも
怠惰之風多く農業漁業等も精をいれ不申様相聞候、左様ニ而者自然と国中弥可致衰弊候、
此儀も厚く教示を加へ風儀相改り勝手向取直し候様可被心懸候、此上未熟之次第有之にを
いてハ急度御沙汰之品も可有之候条可被存其趣候、
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