大坂城代阿部正次等連署状

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収蔵品番号 P964
指定 重文
名称1 大坂城代阿部正次等連署状
年月日 卯月廿日
差出・作成 阿部備中守正次（花押）・稲垣摂津守重綱（花押）・久貝因幡守正□（花押）
宛所 宗対馬守様、人々御中
概要 宗義成への奉書継船で遣わす、朝鮮より日光山へ進上の撞鐘船中無事に去九日に大坂へ着船、ここもと（大坂）より江戸廻りの船に積み替える、日和次第出船予定、三月二十六日の宗義成書状継船で送られる、朝鮮より進上の鷹50居先月二十六日其元迄着船、只今鳥屋飼の時分、江戸へ差下し、鷹師衆鳥屋飼するよう、それがよいことと考える、鷹餌飼の件、瀬戸内へ支度するようにと申し遣わした、朝鮮通信使其元へ着船したら知らせよ、また対馬出船・壱岐へ渡海時期についても知らせよ
品質 現状続紙
法量 (1)17.9×50.6　　(2)17.9×50.8
備考
通番 761
紙数・丁数 2紙
員数 1通
階層情報、墨書等 5番箱内　5-6番巻子内
封紙
包紙
書出文言 一筆申入候
書止文言 恐惶謹言
翻刻 　　以上
一筆申入候、貴様へ之奉書次舟にて差下候様ニと申来候間、即次舟にて進入申候、
一、朝鮮ﾖﾘ日光山へ進上之撞鐘、船中無事ニ去九日ニ大坂へ致着船候、爰元ﾖﾘ江戸廻し之
　　舟ニ積替申候、日寄次第当地可致出船候事、
一、三月廿六日之御状次舟ニ而御上せ候、朝鮮国ﾖﾘ進上之御鷹五十居、先月廿六日其元迄
　　着船候間、追付可有御上之由被仰越、得其意存候、只今鷹屋飼之時分ニ候間、早々御
　　上せ江戸へ指下、御鷹師衆被致鳥屋飼候様ニ可然存候事、
一、先月廿九日之御状、去九日ニ致参着候、御使ハ江戸へ其刻被罷通候事、
一、御鷹餌飼之儀、瀬戸内へ被致支度候様ニと申遣候事、
一、朝鮮之信使其元へ着船被申候ハヽ、御注進可被仰上候、其元を何比出船、壱岐国へ渡
　　海可有之を、前廉段々ニ可被仰越候事、
一、進上之御馬も参候由、是又早々御上候て、爰元にて休候様ニ被成御尤候、委細ハ従御
　　老中江戸表之儀可被仰入候間、不具候、恐惶謹言、
　　　　　　　　　　久貝因幡守
　　　卯月廿日　　　　　　正□（花押）
　　　　　　　　　　稲垣摂津守
　　　　　　　　　　　　　重綱（花押）
　　　　　　　　　　阿部備中守
　　　　　　　　　　　　　正次（花押）
　　　宗対馬守様
　　　　　　　人々御中
検索ヒント 久貝正俊　稲垣重綱　阿部正次　宗義成

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