稲葉正則書状

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収蔵品番号 P988
指定 重文
名称1 稲葉正則書状
年月日 十月廿七日
差出・作成 稲葉美濃守正則(花押)
宛所 宗対馬守様、貴報
概要 焼物の件
品質 折紙
法量 31.3×45.4
備考
通番 785
紙数・丁数 1紙
員数 1通
階層情報、墨書等 6番箱内 6-3番巻子内
封紙
包紙
書出文言 別紙貴札致拝見候
書止文言 恐惶謹言
翻刻   尚々此以前はまくり一をゝい申請候、其内みかき候とてわれ申候かい御さ候、御留守
  居衆へ申候て少可申請候間、左様ニ被思召可被下候、御心安ク存、色々ちゆふ成事と
  も申進候、御免可被成候、以上、
別紙貴札致拝見候、其元弥御堅固候間珍重存候、私も無事ニ相勤メ申候、然者朝鮮新御屋
敷も、一両年中ニ移り候様ニハ出来仕間敷候間、先其内は只今之屋敷ニ而焼物被仰付候て
もさハり之事無御座候間、来春者早々ヨリ焼物仕候様ニ、御家来衆可被差渡と思召候間、私
好み之形申付、出来次第江戸御留守居迄相渡可申由、忝次第存候、年内中とくとほのかた
申付、正月初め進之可申候、先の命も計かたく、此度ヲおさめと存候間、少々数多ク御無
心可申進候、然者松平陸奥守内々御無心申度との事ニ候間、国元へ可申越候、本参り候ハヽ、
私かたと一所ニ進之可申候間、被仰付被遣候とて忝被存候、左様ニ思召可被下候、此中も
松平備前殿と御噂申事ニ御座候、尚期後音之時候、恐惶謹言、
          稲葉美濃守
   十月廿七日     正則(花押)
   宗対馬守様
       貴報
検索ヒント 伊達綱村 稲葉正則 宗義真

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