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稲葉正則書状
全2画像
収蔵品番号 | P993 |
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指定 | 重文 |
名称1 | 稲葉正則書状 |
年月日 | 十二月廿五日 |
差出・作成 | 稲葉美濃守正則(花押) |
宛所 | 宗対馬守様、御報 |
概要 | 中庭茂三朝鮮へ派遣されたことにより、茶碗・香炉・花入・香箱頂戴、忝し |
品質 | 折紙 |
法量 | 31.3×49.0 |
備考 | |
通番 | 790 |
紙数・丁数 | 1紙 |
員数 | 1通 |
階層情報、墨書等 | 6番箱内 6-3番巻子内 |
封紙 | |
包紙 | |
書出文言 | 霜月晦日之貴札 |
書止文言 | 以上 |
翻刻 | 尚々御堅固之由承、珍重御事ニ候、自筆にて申進度存候へ共、うて痛、乍慮外如此ニ 御座候、やき物一箱色々被下、忝段筆紙ニ不仰申候、一番かまニ御座候さへ終ニ無之、 見事ニ候間、後々は猶以よく出来可仕と大慶ニ存候、はやくも手入いたしたのしみ申 事忝次第ニ存へく候、以上、 又申候、備前殿状進候、御返事被成候ハヽ、私方へ可被下候、忠左へ御たのみ候ハヽ、 早々相とゝき可申候、以上、 霜月晦日之貴札、二三日以前御留守居衆被致持参、致拝見候、先以 公方様弥御機嫌能被 成御座候間、可御心易候、 一、其元貴様弥御無事御休息之由珍重存候、朝鮮表別条無御座之由得其意候、 一、中庭茂三朝鮮江被遣、細工仕一釜焼申由ニ而、茶碗十七香炉七ツ花入一本香箱三被下、 忝次第存候、如仰新釜ニ而焼壷おもハしく無御座様ニ内々頼候処、存之外能出来仕候、 定而跡ニ而焼申候ハ、猶以能可有御座与大慶存候、来春迄朝鮮ニ被指置候間、好も候 ハヽ、可申進由被仰聞候、無遠慮別紙覚書進候間、茂三方江被遣可被下候、 一、備前殿御気色能候、一昨日も私宅江御尋御噂のみ申候、備前殿江被遣候焼物過半見申 候、 一、拙者娘当月十五日、松平陸奥守江縁辺被仰付候、大進と申、難有仕合御察可被下候、 一、以自筆御報可仕与存候へ共、頃日者寒気故腕痛申付如此御座候、牛込忠左迄頼進申候 間、半紙にてうら表ニ相調申候、意外之至可被成御免候、右之様者最前申進候、御再 答候間申残候、猶来春可得御意候、恐惶謹言、 稲葉美濃守 十二月廿五日 正則(花押) 又申候、阿部播磨守殿御念頃之上意にて、一昨廿三日我等共なみに被仰付候、御悦御 状御越可然存申入候、近年大和殿但馬殿時のことくニ可被仰越候、又永井市正殿御内 儀も弥御無事之由承候、可御心安候、以上、 宗対馬守様 御報 |
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