貞操院書状

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収蔵品番号 P13720
指定 重文
名称1 貞操院書状
年月日 (なし)
差出・作成 (なし)
宛所 (なし)
概要 引移婚礼整い祝儀献上への返札
品質 折紙
法量 44.2×56.8
備考 ウハ書「貞操院/万寿姫さま江」
通番 13517
紙数・丁数 1紙
員数 1通
階層情報、墨書等 134番箱内
封紙
包紙
書出文言 御ふみのやうわ
書止文言 めてたくかしく
翻刻 御ふみのやうわ拝見致まいらせ候、まつ/\その御地、両御丸御揃被遊御機嫌よく成らせ
られ候御事、御めて度有難まいらせ候、猶御まゑさま御機嫌よく被為入候御事、めて度か
しく候、御めて度忝くまいらせ候、なを、かつしか桜田御初、御揃あそハし、御機けんよ
く入せられ候御事、御めてたく、いまニ忝存まいらせ候、さやうニ御座候得者、千秋万歳、
御めて度御悦申まいらせ候、さやうニ御座候得者、御めて度、御ふミ被下候ニ附、この、
御目ろく之通り御送り被下忝さ、ひとひは御日柄よろしく、御引移り御婚礼御祝儀、万端
御滞無御整あそハされ候御事、ま事ニ幾久しく万々年御長久、祝まいらせ候、万々年、御
はんしやう遊ハし御めてたさのミと、障りのふくらしまいらせ候、御祝/\忝くまいらせ
候、其後御やうによろしく御居ほしミ遊ハし候よし、誠ニ/\、はゝかり乍御心易、御め
て度さはかつしか御初、御めて度御あんしん遊ハし候御事と、同し御事ニ御めて度御祝申
まいらせ候、里御所へも御祝儀御伝言、思召被下候、唐橋はしめ御意のまゝ申聞せまいら
せ候へは、仰被下忝さ便りニつたへまいらせ候はゝ御めて度忝くまいらせ候よし、存じま
いらせ候、めうか至極あり難くまいらせ候、右京大夫様よりも御伝言遊ハし被下忝さ、猶
よろしく/\御伝へ遊ハし候、なを御めてたく、被下候やう御頼申まいらせ候、、なを/\
時かふ御いとひ遊ハしくれも、追々申かわしまいらせ候まゝ、めてたくかしく、
       御こたへ
   万寿姫さま江    貞操院
       たそ御申
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