肥後守書状

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収蔵品番号 P13740
指定 重文
名称1 肥後守書状
年月日 二月朔日
差出・作成 肥後守
宛所 対馬守様
概要 国家多難の折贈物の礼について
品質 続紙
法量 (1)18.0×48.8  (2)18.0×49.2  (3)18.0×44.6
備考
通番 13537
紙数・丁数 3紙
員数 1通
階層情報、墨書等 134番箱内
封紙
包紙
書出文言 去春者御懇書被下…
書止文言 恐々頓首
翻刻 去春者御懇書被下、忝拝誦仕候、時節柄愈御安泰御起居可被成、珍重奉存候、扨去春以来
ハ 御国家多難之折柄、御国情御苦心之御次第追々御家臣ヨリ承知、実ニ御察申上候処、其
後弥御鎮静之御所置ニも被為及御安堵之御事と奉存候、且又御糧米御下渡一件之義も、追々
御遅延御不都合之次第ニ相運ひ居、於 幕朝も品々御配意者被為在候御都合とハ相見候得
共、 御国家多難之此節、自然不被為行及御不都合ニも相至次第ニ可有之奉存候、将前条
之義ニ付夫々御丁寧之御投書実ニ肝顔之至、随而何寄之品々御贈被下御厚情之程深忝奉存
候、乍去当節柄過分之御贈物ニ預り候而者恐縮之至故、御家臣江も申候通其内一品拝受仕
                                印
候事ニ而、深忝奉多謝候、此品甚麤末之至ニ御坐候得共、御厚礼申述候○迄ニ進呈仕候、
御笑納被下候ハヽ、幸甚之至奉存候、先者段々之貴答御礼申上度、乍延引如此御坐候、恐々
頓首、
   二月朔日   肥後守
   対馬守様
  尚以時下折角被成御自愛候様奉祈候、扨朝鮮国一条も彼是深御配慮之事と深御察申上
  候事ニ御坐候、以上、
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