書付(代人願の却下)

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収蔵品番号 P13761
指定 重文
名称1 書付(代人願の却下)
年月日 (なし)
差出・作成 (なし)
宛所 (なし)
概要 代人願の却下
品質 続紙
法量 (1)15.6×41.4  (2)15.6×46.4  (3)15.6×46.4  (4)15.6×46.4  (5)15.6×46.4  (6)15.6× 7.7
備考
通番 13558
紙数・丁数 6紙
員数 1点
階層情報、墨書等 134番箱内
封紙
包紙
書出文言 今度之一件ニ付…
書止文言 御演達可有御座候
翻刻 今度之一件ニ付、若者如前々 御代人御願被置候段、宜抔与之御評議有之間舗ものニも無
之候、 御代人之儀、若其人之御人柄ニ依大切之儀与申、御実子被成御座 御家督被為継
候筈之御方を被閣、乍当分外ニ御代継被差加候義者不御本意事ニ有之、扨又御代人御家督
ニ相成候而者、御代替りも早く、御実父母様ハ 御養父母様ニ被為成、其外御親類様方も
夫ニ応御続キ遠く被為成、彼是不宜段 真常院様御深慮之上、御幼年様御家督被為蒙仰、
殊更他家無比類結構之御家形与相成候、 御幼君御目見以前、又ハ御十歳内ニ而万一之儀
も被成御座候時之御取計方さへ、兼而御心得有之、兼々御相当之御方を以御扣さへ被設置
候得者御丈夫成義、御権門方此度御入智恵被下候趣を以御賢慮之前与存候、此後迚茂 冨
壽様被成御座候得ハ、何之御気遣も無之、是程御安心之儀ハ無之候、
一、全く御打消之儀申遣置候御家御潰ニ被臨候場、右之段相調間敷様も無之事候、尤以酊
  庵御座候得共、御出家之御身分此御場を不被顧、全体之聞捨者難成抔与可被仰様無之、
  仮令御身分ニ何程之御難渋出来候共、是非御為宜御聞済不被下候而難叶、尤於此方其
  御恩御忘失可被成様無之事候、然者無滞相済居可申与存候、乍然万ニ一ツも御聞済無
  之時之取計方無之候而難叶ハ勿論ニ付、御権門家江追々罷出、万一此節之儀難調節如
  何可仕哉之段尋問仕候処、調間舗様無之事、乍去御大切御心労其筈ニ候、万一御打消
  難調儀も候ハヽ、其節ハ当分を延置御隠居御願ニ蒔直し可然候、御目見以前御隠居御
  願之例、伯耆守様御家ニ而松平冨之助様、且小笠原佐渡守様江御例有之段、追而吟味
  之上此問為知有之、弥御安心之事候、当時御打消之義ハ相調候段申来居候得者、全体
  之所も決定相調居可申与ハ存候得とも、此段御含置、御演達可有御座候、
   但此ケ条之義、則今度御打消全相価候段申来、御同然恐悦安心之上ニ候得共、御心
   得ニ相成候筋ニ付、認置候侭進之候、
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