(藩主)書付

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収蔵品番号 P13796
指定 重文
名称1 (藩主)書付
年月日 九月
差出・作成 (なし)
宛所 (なし)
概要 去年来国情騒乱のうち無闇に自らの任を離れて政を論ぜず、忠勤に励み建言は書面をもってすべしとの命
品質 続紙
法量 (1)18.7×47.7  (2)18.7×41.6  (3)18.7×50.0  (4)18.7×51.8  (5)18.7×51.6  (6)18.7×51.7
備考
通番 13593
紙数・丁数 6紙
員数 1点
階層情報、墨書等 134番箱内
封紙
包紙
書出文言 去年以来天下之形勢…
書止文言 深可思惟者也
翻刻 去年以来天下之形勢殆四分五裂、既去七月恐多茂於 輦穀之下動兵器、東ニ者浮浪之徒常
野之間ニ屯集、西ニ者諸夷長州ニ襲来、物議競々、要務頗廃替、内外之紛紜、 神州之御
危運ニ相臨候哉、不堪痛心候、是時ニ至自国之全力弥衰弱、俸禄之慈育茂相欠、困迫頂上
如何共無本意次第ニ候、加之襲来以来、即今猶藩内之人心自然ニ沸騰之勢茂相見、動者頻
ニ政道有司之可否を論駁中ニ者、過激之建議茂有之、畢竟吾不徳ニ興、政令之不徹下処、
実ニ慙愧之限ニ候、然共憂国之念者臣子之至情、其志者可賞事なから、非其任政を議者闇
ニ弊害を生候間、可心候、若者衆を不容之議も可有之哉ニ候得共、此節ニ至吾深遠図之旨
趣有之候故、眼前之是非得失を不論、自今既往を不咎、闔国全く兄弟親睦之思を成、巨細
之政令無妄議、諸之有司江無麤忽可務を務可守を守、至情難黙止儀者、一己以来書可申聞
候、聊言路を塞候訳ニ無之、其品ニ依親う相尋候儀も可有之、心事深令量察、忠孝可相励、
万一違背之者者厳重可申付、一人を残者吾憂傷之極所、深可思惟者也、
   九月
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