極々御密奉申上候口上(大森繁右衛門口上書)
全3画像
収蔵品番号 | P13856 |
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指定 | 重文 |
名称1 | 極々御密奉申上候口上(大森繁右衛門口上書) |
年月日 | 四月廿一日 |
差出・作成 | 大森繁右衛門 |
宛所 | (なし) |
概要 | 出馬願、中村郷左衛門免職願(家老職江戸・国元詰の件) |
品質 | 続紙 |
法量 | (1)16.6×42.3 (2)16.6×45.4 |
備考 | |
通番 | 13653 |
紙数・丁数 | 2紙 |
員数 | 1通 |
階層情報、墨書等 | 134番箱内 |
封紙 | |
包紙 | |
書出文言 | 極々御密奉申上候口上 |
書止文言 | 謹言 |
翻刻 | 極々御密奉申上候口上 一、乍恐事御分り被遊宜為、所書を以奉申上候、御憐免被成下候様奉願上候、 一、御出馬可被遊処者、すんと事太ク相成候時ハ、左茂可被遊御事ニ被成御座候得共、軽 き事ニハ先々左様ニハ不被遊候様ニ被遊度奉存候、併なから誠ニ唯今茂御乗出し被遊 候と申様ニ、御側廻り之者共江茂御意被遊、御武器等御揃被遊候様ニ被成置候様ニと 奉存候、右之通ニ遊し被為置候へハ、自然とさわき立候儀ハ相治り可申と奉存候、実 ニ御乗出し被遊候儀ハ、先々不ル被遊と御心得被遊置度奉存候、其儀ハ則次のケ条ニ 申上候、 一、弥事さわか敷とふをたて彼是仕候ハヽ、早々被仰成下、尤表ヨリ申越候様ニ被仰付、 御 前ヨリ茂御使を被為立候而、大坂ヨリハ三日半ニ江戸表迄御状差立候様御差図被遊度奉存 候、左候ヘハ爰元ニテケ様々々之次第ニ而物騒き段ハ奉恐入候得共、何れ不相治候而 不相叶義ニ御座候得者、手重き取計不仕候而ハ、難治事ニ情相見申候故、無拠手重き 手当を以相鎮可申候間、此段御届申上置候と申儀を御届被仰上置候而、御取計何れ共 被遊候時、御手筋之儀ニ而御おちど不被成御座御事と奉存候、右之通被遊候得ハ、何 方より茂点之指所無之事と奉存候、 一、同職共江可被為仰出候ニハ、ケ様ニ物騒敷段公辺江相響候時ハ不易事故、心得違之者 茂有之、相騒立候儀茂可有之哉、左候時ハ手重成取計不仕候而ハ難相治奉存候、依之 此段御届申上置候と申儀を、江戸表時体見計を以時宜ニ取計候様繁右衛門方江申遣し 置候様ニと被仰付度奉存候、尤猶早々申遣し置候様御差図被遊度奉存候、右之通被仰 出置、爰元時宜見計を以御届申上置候様ニ仕候ヘハ、御気遣被遊候御事ハ無御座儀と 奉存候、 一、案書役中村郷左衛門儀者、早々退役被 仰付度奉存候、当境案書役共へ文通仕候中ニ、 甚以不相済儀有之候故、此段申上候、謹言、 四月廿一日 大森繁右衛門 |
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