(老中)書付

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収蔵品番号 P640
指定 重文
名称1 (老中)書付
年月日 (なし)
差出・作成 (なし)
宛所 (なし)
概要 海東青は勝れの逸物と諸書に見える、遼東鳥より出る、大鷹を取らないような海東青は不要、海東青のことをよく存じている朝鮮人に才覚せよと伝えよ、海東青と鶻隼を朝鮮で取ることが容易であるのなら二羽宛差越すように、海東青のことを記してある書抜を送る
品質 現状続紙
法量 (1)19.4×53.6  (2)19.4×53.2  (3)19.4×53.2  (4)19.4×38.4
備考 本紙袖(右端)に「享保五」と墨書あり
通番 437
紙数・丁数 4紙
員数 1通
階層情報、墨書等 2番箱内 2-15番巻子内
封紙
包紙
書出文言 一、海東青之儀
書止文言 以上
翻刻 享保五

一、海東青之儀、朝鮮国ニ而取かたきもの候よし、元よりすくなき鳥ニ而得かたく候哉、
  今度朝鮮人申趣鳥の寸尺或は目はしの様子、鳥を取候而首を喰切候品なと申事ニ候へ
  ハ、彼国にてもまれにハなつけ候て、鳥をも取らせ候事も候半哉、右海東青ハ勝れて
  逸物之鷹之由諸書ニ相見、殊遼東辺より出候由ニ有之候故、御尋之儀ニ候、もし種々
  有之儀ニ而、其内大鳥をもしかと取不申様成筋之海東青ハ、到来致し候ても無用の儀
  ニ候之間、海東青のわけを能存候朝鮮人ニ承届候様ニ、才覚可致と可申遣事、
一、去年於当地戸田五助、はやふさを朝鮮人に見せ候処、朝鮮人申候ハ、此鷹ハすゝめな
  とは取可申哉、しか々々用候鷹にてハ無之由申候、右朝鮮人鷹不案内ニ而右之通申候
  哉、又ハ彼国はやふさハ元より無之ゆへ、見覚不申故の義ニ候哉、鶻隼日本ニ而ハは
  やふさととなへ候へ共、鶻隼ハはやふさにてハ無之も難計候ゆへ、右二種差越候様ニ
  との御事ニ候、
一、鶻隼
  此二種朝鮮国ニ而取候事心安義ニ候ハヽ、便次第ニ二ツ程充成共差越候様ニ可致事、
  鷹鶻方之内、海東青之儀記し有之候所書抜候而、差遣し候間、見合可申事、
   此鷹鶻ハ朝鮮人之作之書物ニ而候由
   以上
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400437

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