大坂城代阿部正次等連署状

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収蔵品番号 P952
指定 重文
名称1 大坂城代阿部正次等連署状
年月日 四月十日
差出・作成 阿部備中守正次(花押)・稲垣摂津守重綱(花押)・久貝因幡守正□(花押)
宛所 宗対馬守様、人々御中
概要 去四日の日付の宗義成宛の奉書届いたので継船で送る、去二十九日の日付の書状昨九日に参着、今日使者江戸へ、進上の鷹五十居去二十六日対馬へ着船、只今鳥屋飼の時分、江戸迄無事に参るか分からないのでまた後より鷹が参る由、進上の馬4疋朝鮮人五人添えて去二十六日夜着船の由、中国・壱岐国迄餌飼の件滞りないように申し遣わした由承知、馬芸用の馬も参る由、六月末七月始めに江戸迄同道予定承知・大坂へは六月始めであろう
品質 現状続紙
法量 (1)17.1×47.4  (2)17.1×47.8
備考
通番 749
紙数・丁数 2紙
員数 1通
階層情報、墨書等 5番箱内 5-5番巻子内
封紙
包紙
書出文言 一筆申入候
書止文言 恐惶謹言
翻刻 一筆申入候、去四日之日付ニ而、貴殿へ之奉書参候間、次舟ニ而申付進之由、
一、其元ヨリ去廿九日之御日付之書状、昨九日ニ致参着候、御使ハ今日江戸へ被罷通候、
一、進上之御鷹五拾居、去廿六日ニ其元へ着船、追付可有御上候由、
一、只今鳥屋飼之時分候付、江戸迄無事ニ可参も難計故、又跡ヨリも鷹参候由、
一、進上之御馬四疋朝鮮人五人相添、廿六日之夜其元へ着船之由得其意存候、
一、中国壱岐国迄餌飼之義、滞無之様ニ可申遣候由得其意存候、則今朝当地蔵屋敷ニ被付
  置候衆ニ、国元へ之被致支度被相待候様ニと申渡候事、
一、馬芸之者参候付、乗入之馬も参候由得其意存候事、
一、貴様へ之状箱大ニ候間、次舟之手形も参候かと存候事、
一、六月末七月之始ニ江戸迄可有御同道之由得其意候、定而大坂へハ六月始ニ可有御同道
  と存、馳走之支度いたし申候間、其御心得可被成候事、
一、被入御念切々御注進被仰上候、弥爰元へも可被仰越候、道中へ申達候、恐惶謹言、
          久貝因幡守
   四月十日      正□(花押)
          稲垣摂津守
             重綱(花押)
          阿部備中守
             正次(花押)
   宗対馬守様
       人々御中
検索ヒント 久貝正俊 稲垣重綱 阿部正次 宗義成

400749

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