大坂城代阿部正次等連署状

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収蔵品番号 P963
指定 重文
名称1 大坂城代阿部正次等連署状
年月日 五月十日
差出・作成 阿部備中守正次(花押)・稲垣摂津守重綱(花押)・久貝因幡守正□(花押)
宛所 宗対馬守様、御報
概要 先月二十八日の両通・同二十九日の書状無事到着、江戸への状箱送る、朝鮮人船中無事、対州鰐浦に着船珍重、進上の鷹鳥屋飼の時期であるので、先達て江戸へ送り、鷹匠衆請取、鳥屋飼致すように、それがよいことと考える、只今温気の時分、高盛もはやく盛れば悪しくなる、そのことを考えられ瀬戸内へ仰せ遣わされよ
品質 現状続紙
法量 (1)17.1×47.2  (2)17.1×47.9
備考
通番 760
紙数・丁数 2紙
員数 1通
階層情報、墨書等 5番箱内 5-6番巻子内
封紙
包紙
書出文言 先月廿八日両通之御状
書止文言 恐惶謹言
翻刻 先月廿八日両通之御状同廿九日之御状、無事相届申候、江戸へ之状箱乍両度、早速差下申
候、朝鮮人船中無事ニ対州鰐浦へ着船之由珍重ニ存候、然者先書にも如申入候、進上之御
鷹鳥屋飼之時分ニ候間、先達而江戸へ御下御鷹匠衆請取、被致鳥屋飼候様ニ可然存知候、
次進上之御馬之儀ハ、遅ク候而も不苦候、当地馳走之支度無油断仕候、将又瀬戸内へ着船
之様子被仰入之由一段尤存候、天気次第ニハ可有御座候へ共、追々注進可被成候、只今温
気之時分にて、たかもりもはやくもり候へハあしく罷成候間、其御かんかへ候て、瀬戸内
へ可被仰遣候、恐惶謹言、
          久貝因幡守
   五月十日      正□(花押)
          稲垣摂津守
             重綱(花押)
          阿部備中守
             正次(花押)
   宗対馬守様
       御報
検索ヒント 久貝正俊 稲垣重綱 阿部正次 宗義成

400760

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