稲葉正則書状

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収蔵品番号 P978
指定 重文
名称1 稲葉正則書状
年月日 三月六日
差出・作成 稲葉美濃守正則(花押)
宛所 宗対馬守様、人々御中
概要 伽羅箱一ツ内ニ去春拝領した伽羅ほかに1本入れて進める、扶持人鍛冶にうたせた刀一腰も進める、明日は大河内正信へ参り正信が届けた焼物かた見る予定、宗義真息女祝言の件は当五月市正参勤以後、諸事相談し申し入れる
品質 折紙
法量 31.3×49.5
備考
通番 775
紙数・丁数 1紙
員数 1通
階層情報、墨書等 6番箱内 6-3番巻子内
封紙
包紙
書出文言 追而申候
書止文言 恐惶謹言
翻刻   尚々今日松平丹後殿同息信濃殿初めて御暇被遣、当秋中信濃殿ハ参勤候筈ニ御座候、
  爰元替儀無之候間、可御心安候、くハしくハ茂山■■ニ申含候、以上、
追而申候、其表相替儀無御座、貴様弥御無事ニ御座候哉承度存候、当地御静謐ニ候間、可
御心安候、中庭茂山永々在江戸太儀ニ存候、御無心申入候かたとも色々好み申候、来秋来々
年之春者おひ/\出来可参と存候、其内又存寄候ものも御座候ハヽ、かた申付可進候、随
而十年計以前古きかたは好み申付候、伽羅箱一ツ内ニ、去春拝領申候伽羅外ニ一木入候て
進覧仕候、并ニ扶持人かぢニうたせ申候刀一腰致進覧候、かたのことくよく打申由、本阿
弥のもの共も申候間、御好みも御座候ハヽ、無御遠慮長サ御好み候て御書付可被下候、申
付進入可仕候、なんばん鉄ヲも地かねませ不申にてつかひ申候、右之刀も一ノとうをきり
候て見申候、成ほと心よくきれ申候へとも、新身の事ニ候間、又御きらせ可被成候、明日
者松備前殿へ参り候て、備州ヨリ被指越候焼物かた見申筈ニ御座候、先以御息女様御祝言之
儀者、当五月市正殿御参勤以後諸事申談、追々可申入候、恐惶謹言、
          稲葉美濃守
   三月六日      正則(花押)
   宗対馬守様
       人々御中
検索ヒント 鍋島光茂 鍋島綱茂 松平正信 永井直時 栄昌院 稲葉正則 宗義真

400775

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