稲葉正則書状

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収蔵品番号 P984
指定 重文
名称1 稲葉正則書状
年月日 七月三日
差出・作成 稲葉美濃守正則(花押)
宛所 宗対馬守様、人々御中
概要 将軍去月二十八日・一昨朔日頭痛、快然、今日三日将軍表へ出御、松平大隅守そのほか御暇の面々御目見、黄鳥・茶碗の礼
品質 折紙
法量 31.3×46.3
備考
通番 781
紙数・丁数 1紙
員数 1通
階層情報、墨書等 6番箱内 6-3番巻子内
封紙
包紙
書出文言 一筆致啓上候
書止文言 恐惶謹言
翻刻   尚々爰元近年之暑気ニ御座候、茂山気色いかゝ御座候哉、何とそ本ふく被致候様ニ願
  申候、尚期後音之時候、以上、
一筆致啓上候、先以 公方様去月廿八日一昨朔日少々御頭痛被遊、御目見へ衆不被仰付候
所、すきと御快然、今日三日ニ御表へ出御候、松平大隅守其外御暇面々御目見へ被仰付候、
可御心安候、遠路之儀無御心元可被思召と如此ニ御座候、雅楽殿其外老中へも、以御飛札
目出度被思召旨被仰越可然存候、将又先日者被入念候貴札令拝見候、小かひと相見へ申候
黄鳥三つ迄被下忝存候、いよ/\無事ニ而庭こニ入申候、当年相渡申候茶碗も被下忝存候、
可申請茶わん一つ御座候らへとも、子共ニも遣し可申候間、二つ三つ申請、残りハ御屋敷
迄返進可仕候、貴様弥御無事ニ御在国被成候哉承度存候、御礼かた/\如此ニ御座候、恐
惶謹言、
          稲葉美濃守
   七月三日      正則(花押)
   宗対馬守様
        人々御中
検索ヒント 徳川家綱 島津光久 酒井忠清 稲葉正則 宗義真

400781

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