覚(平田直右衛門書付)

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収蔵品番号 P3356
指定 重文
名称1 覚(平田直右衛門書付)
年月日 二月
差出・作成 平田直右衛門
宛所 (なし)
概要 正徳の朝鮮通信使来聘規式の件(朱筆で訂正あり)
品質 続紙
法量 (1)15.9×36.5  (2)15.9×46.7  (3)15.9×45.3  (4)15.9×41.1  (5)15.9×46.4  (6)15.9×46.7  (7)15.9×9.8
備考
通番 3153
紙数・丁数 7紙
員数 1通
階層情報、墨書等 15番箱内 15-10番巻子内
封紙
包紙
書出文言 一、正徳之節御規式
書止文言 以上
翻刻    覚
一、正徳之節御規式以前与違候儀致迷惑候由御当地ニ而度々申候、
一、兼而如申上候朝鮮人之儀者古例を変し不申候国風ニ御座候、勿論 御代々信使之度こ
  とに少々相改候事茂在之候得共、正徳年ニハ御改被成候御規式之内ニ国命を不受来候
  而ハ難成事在之候処、三使朝鮮之都致発足候以後被仰遣候故、国王之存分茂難斗由ニ
  而致迷惑候由申候、
「存分も難斗由申蒲苅大坂江ハ致逗留及論談候故、殊外致迷惑候由為申聞事御座候、」(「存
分茂…」の上に貼紙有)
一、御饗応之節 御三家様御相伴不被仰付候段如何舗奉存候之由何角与申候、
「一、御饗応之節御三家様御相伴不被仰付、対馬守為貴意等相伴被仰付義、聊対馬守を種々
申ニ而ハ無之候へとも、対馬守ハ諫行を相勘罷越候処相伴被仰付候段如何敷奉存候由何角
と申候、」(「御三家…」の上に貼紙有)
一、京大坂駿府ニ而御饗応被下候節、毎度 上使被成下候事難有奉存候由者申候得共、途
  中之儀ニ候得ハ、衣服等相改上使之御挨拶御請等申上候事、労倦(「之体ハ見」抹消、
  「難儀仕候由承」訂正)及申候、
一、船中道中京大坂江戸ニ而之御馳走、此度ハ天和之節彼方より願申候通ニ被仰付候得者、
  定而忝可奉存与察存候、
「船中道中京大坂江戸ニ而之御馳走、天和之節彼方ヨリ願申通ニ此度「賄」(抹消)御饗応又々
不行等と仰付候間、定而忝可奉存与察存候」(「一、船中…」の上に貼紙有)
一、三使至而致迷惑候由申候ハ、韓之字御改被成被下候様ニ願候、則御許容無御座候段至
  極致難儀候、三使致帰国科ニ逢候与申候ハ外之事ニ而ハ無御座候、此方より書翰改候
  様ニ被仰達候、則二字在之内一字ハ諱不申大法極りたる事ニ候故、其段急度申はり候
  ハヽ御聞届可被成処、申達様悪敷朝鮮之書翰茂改候様ニ成候段使臣之体を失候、帰国
  之刻遂吟味可申付与之しかり状対州へ三使在留中参り候由ニ候、依之御礼之義申置候
  書翰茂致遠慮認不申候、致帰国候而首尾能候ハヽ、書翰相認差越可申由申候而致帰国
  候得共、其以後書翰不参候故、弥しかりニ逢被申たるにて可在之与察存候、其節之上々
  官首尾不宜候与申候茂右之訳ニ御座候、
「三使至而致迷惑候由申候第一ハ、韓之字御改被成被下候様ニ願候、則御許容無御座候段
迷惑いたし候ハ御認達而(「いたし」抹消、「仕」訂正)候、若ハ落を堕と認之首尾ニ至候
而も、此義不申付候而ハ帰国不罷成候由申候而、願越■申たる事に御座候、」(「一、三使
…」の上に貼紙有)
(抹消線有)
一、任仰右之通書付候而懸御目候、 御称号之儀御改被遊、御書式等古例之通被仰付、 御
  名分正敷罷成候段結構至極成御事にて、諸人可奉感心(「与乍恐珍重奉存候、其上」抹
  消、「候」訂正)御老中様へ礼曹より之書翰差越候様ニ被仰付候得者、至而重キ御事ニ
  候故、天和之御例ニ被 仰付(「候与之」抹消、「旧例ニ罷成悦可申旨奉察候、」訂正)
 (「御大意ハ立申候様ニ乍憚奉存候、以上、」抹消)
   二月     平田直右衛門
「御書式迄も」(「被仰付…」の上に貼紙有)
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