稲葉正則書状

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収蔵品番号 P980
指定 重文
名称1 稲葉正則書状
年月日 閏四月五日
差出・作成 稲葉美濃守正則(花押)
宛所 宗対馬守様、人々御中
概要 将軍上野法会首尾よく相済む、その後四月交替の衆御暇、此度永井市正内儀に対面ありたき願出あり、大清よりの情報あれば知らせよ、春船一艘参る、風説書にも当夏南京へ大明方取かけ
品質 折紙
法量 (1)31.2×46.8  (2)31.0×46.7
備考
通番 777
紙数・丁数 2紙
員数 1通
階層情報、墨書等 6番箱内 6-3番巻子内
封紙
包紙
書出文言 一筆致啓上候
書止文言 恐惶謹言
翻刻   尚々今程ゆる/\と御休息可被成と存候、弥御無事ニ御座候や承度存候、尚追々可申
  入候、以上、
一筆致啓上候、先以 公方様弥御機嫌能御座被成候、上野御法会首尾能相済、其後四月代々
衆段々御暇被下候、可御心安候、
一、貴様海陸御無事ニ御帰国被成候や、無御心元承度存候、
一、転法輪右府此度御下向、首尾よく御つとめ御登り之事ニ候、此度永井市殿御内儀へ御
  対面有度由御願ニ候へ共、松備前守殿市正殿も貴様と被仰合候間、いかゝと御申候へ
  とも、此度御参会無之候ハヽ、もハや一生御参会被成候事成かたく存候ハヽ、先市正
  殿へ承候処ニ、貴様御談合之次第被仰聞候、其内酒井雅楽殿もいな事ニ候、松平土佐
  守殿内儀へハ両度迄対面之由御聞候由御申候故、とかく御参会申事市正殿御為ニも可
  然と存、右府私宅へ申談、市殿御近付ニ仕り、先々市正殿御帰り、其後右府市殿へ御
  出、奥へ御返り御参会、双方事之外御満足之由ニ御座候、私宅へ又々右府御出御礼ニ
  而御座候、右之様子早々可申入候処ニ、御用両殿一切不得御隙延引仕候、定而松平備
  前守殿永井市正殿ヨリ御申入可有と存候、
一、大清ヨリ之左右御座候と可被仰越、春舟一そう参候、風説書ニも当夏南京へ大明方取か
  け候仕たくの由申来かと、爰元別条も無御座候、拙者後無事ニ相つとめ申候、尚期後
  音之時候、恐惶謹言、
          稲葉美濃守
   閏四月五日     正則(花押)
   宗対馬守様
      人々御中
検索ヒント 徳川家綱 寛永寺 三条公富 永井直時 松平正信 酒井忠清 山内豊昌 稲葉正則 宗義真

400777

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